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読書感想文『天職は寝て待て~新しい転職・就活・キャリア論~ 』②

前記事に引き続いて『天職は寝て待て~新しい転職・就活・キャリア論~ 』の読書感想文です。

天職は寝て待て?新しい転職・就活・キャリア論? (光文社新書)

天職は寝て待て?新しい転職・就活・キャリア論? (光文社新書)

第四章 「攻め」の転職と「逃げ」の転職

「攻め」の転職と「逃げ」の転職というワードは一般的に使われるものなのですね。本書を読んでネットで検索して初めて知りました。 当該章はそれぞれの転職を失敗しないために考えることを記載しています。 転職したい自分の身と照らし合わせて読むと気づきが多い章だと思います。

「逃げ」の転職

半年待てないか?

本書では「半年待てないか?」と質問してみるべきと述べています。 「何もしないで待てないか?」「喉元過ぎれば熱さを忘れたりしないの?」これらにYESかも…となるなら、じっと待ってみる、というのも有効な戦略かもしれない。逆に、「会社全体の社風と自分のパーソナリティが完全にあっていないといった、やっても改善しようがない問題」であれば転職すべきなのでしょう。

自分はどうでしょうか?今時点の自分の試行に客観性が欠けていることは否定しませんが、「半年待ったら別の熱さが追加」「瞬間的な熱さは体の壊すレベル」。とすると、つまりは「逃げろ!」ですね。

宙ぶらりんの状態に耐えること

本書では「宙ぶらりんの状態」こそ拙速な意思決定を避け、じっくり、ゆっくり動くべき、と述べています。

ベイジル・リデルハート戦略論中で、外交の要諦は「宙ぶらりんの状態に耐えること」と述べられているそうです。この宙ぶらりんの辛さに耐えかねて安易に”死に至る道”を走るよりも、現状に耐えるほうがマシ。安易に転職先を決めて、その先がさらに悪いとどうしようもない。

その通りだと思います。が、それが難しい。追い込まれた時こそ冷静な判断ができないのがヒトというもの。表面的には理解したものの「宙ぶらりんの状態に耐えて最良の意思決定をする」スキルが欲しい。あ、だから本書など転職本・キャリア本を読むのか。

「攻め」の転職

何を得られるかではなく、何を失うか

攻めの転職では、失うものが空気のような存在になっていて意識されにくい、失ってから気付く、と警報を鳴らします。

例えば大企業からWeb系企業に、SIerからコンサルに、などカルチャー(社風)が変わるような場合は危ないかもしれないですね。少しずれますが、会社の規則・手続きや基準、暗黙の了解、などを転職先でゼロから覚えなおす・情報を収集するのもかなり大変だろうなあと思います。

仕事のネイチャーを変えるときの危険性

本書では、「ネイチャーが異なると求められる能力が大きく異なるので、両者間をまたぐ転職では注意が必要。片方で成果を出せたからと言って、もう片方で同じように成果が出せるとは限らない。」、と述べています。仕事のネイチャーの例は以下。

  • 課題先行:課題が先に与えられ、これを全力で解く(コンサル)
  • 好奇心駆動:課題は与えられるものではなく自分で作るもの(スタートアップ)

仕事のネイチャーを日本語にすると本質や特徴でしょうか。この軸で見てみるのは良いと思いますし、むしろ自分がしっくりくる仕事のネイチャーって何だろう?という切り口で自己分析を深めるのがよさそうだと感じました。

私であれば、 「好奇心駆動」に対する必要性や憧れを強く感じるものの、自分の得意領域は「課題先行」なんだろうなあ…など。つまり「好奇心駆動」ネイチャーにいきなり飛び込んでもうまくいくとは限らないよ。ダメとは言わないけど、その覚悟は持とうね。

といった感じでしょうか。

まとめ

実際に転職をしようと思った時に考える具体的な頭の使い方に触れた気がします。もしかしたら一般的に言われていることの範囲だったかもしれませんが、転職本を初めて読んだ私にとっては、ハッとする内容も多かったです。